No18 楊柳観音図(ようりゅうかんのんず)

この仏画は、仏絵師・藤野正観が、狩野芳崖の描いた「悲母観音」を元に初めて描いた観音さまです。
正観の亡き父が、西国33所観音霊場を巡礼する時に、集印軸(納経軸)に描いた観音さまです。
この観音さまは、正観が仏画を描いて生活をするきっかけを与え、正観が仕事がなく、仏画を描くのを辞めようと思った時も、この観音さまの注文が入り、仏絵師の仕事を続けさせたと言われています。善峯寺では、25年経った現在も変わらぬ価格(8.5万円)で、一品ものの手描き集印軸として、見本を観音堂に展示し、一般の方にも頒布されています。

訳ありご奉仕品はここにあります。

仏画工房 楽詩舎